情報活用力:情報の種類を考える

今も昔も情報活用力が試される

 

最近に限ったことではないですが、AIブームのせいか、情報活用力の向上に向けた取り組みが注目されています。
概念は分かるのですが、そもそも情報とは?について、考えてみました。

Data、Information、Intelligence、どれも「情報」と訳されます。
とはいうものの、一言で「情報」と表現するにはやや無理があると思います。

 

Data:
断片的な情報。最小限の情報。必ずしも、読んで理解できるとは限らない。

 

Information:
読んで意味が分かり、分析が可能な情報。また、組み合わせて、
分析、推論ができる情報。

 

Intelligence:
判断結果、解釈結果、分析結果、検証結果など、ハードなData、Informationから
導かれる、価値のある情報。

 

欲しいのはIntelligence

 

Data、Informationそれ自体にはさほど意味があるわけではなく、それらを用いて Intelligence=価値のある情報を作り上げることが大事です。

 

その場合、自分(組織)に取って価値のあるとはどういう事か明確にしなければ、 せっかく集めたData、Informationも活きてこないのではないでしょうか。

■自分(組織)は何がしたいのか

■その為にどのような情報が必要なのか

■どのように情報を入手するのか

といった事が明確になっていなければ情報の渦に巻き込まれて、右往左往する恐れがあります。

 

常に、行動基準、判断基準、必要なものを明確にすると、行動に伴う様々な リスクを最小限に押さえられるのではないでしょうか。

そして、情報活用のヒントはまさにそこにあると思います。