今、手の内にあるもの
自分が食べたい料理を作ったり、食べに行くのは楽しいことです。
食べたい料理が今、冷蔵庫にある食材で作られない、あるいは、不足している場合は、食材を求めてマーケットやスーパーに求めに行くことと思います。
それはそれで、食材を選ぶ楽しみ、作る楽しみがあって良いものです。
それとは違ったアプローチですが、今、冷蔵庫にあるもので、食べたいものを「作り出す」という考え方もあるかと思います。
不足しているので補うのではなく、今あるもので成果・価値を出していくという考え方です。
仕事、課題解決も同じ
仕事や課題(あるいは問題)解決でも同じことが言えるかもしれません。
正攻法で、PDCA、計画-実行-チェック(反省)-アクション(改善)のサイクルを回す際、あれが必要、これが必要、だから補おうという考え方は正しいかと思います。
一方で、求められる価値や品質に対して、どうしても予算・納期の制約はついて回るものです。
そこで、足元のリソースを見直してみると、100点とはいかないまでも、それなりの成果を上がられる方法が見つかるものです。
外に目を向けるばかりではなく、足元を見る
不足しているものを補う際、外に目を向けることは大切です。
外に目を向けながら、足元を見る、あるいは、手の内に持っているものをじっくりと見てみると、今まで意識していなかった価値や解決策が見つかるかもしれません。
それは組み合わせの妙であったり、違った使い方といった「第3者の目」が急に開ける、ということかもしれません。